釘を刺された?

研究室の先輩と駅まで一緒に帰る。短い間ながらも、色々お話。
ライトアップされた町並をゆっくりと歩く。ふと途切れる会話。
彼女には恋人が居て、月に一度は逢いに来てくれるらしい。
一方私は好きな人が遠い所にいるのだが、大丈夫だと強がる。
多分先輩にも見透かされてたのだとは思うけど、寂しいんだ、私。
何となく目標でない大学に入って、何となく4年まで来て、
何となく就活してみたものの、結果は全て駄目。
それならと院を考えるも、勉強もせず、結局今の大学の院へ。
今まで散々馬鹿にしてきた人間像に限りなく近づいてきた。
「あと2年の猶予期間だよ」と彼女は言ったけど、
あと2年で何か変えられるのかな。